男性型脱毛AGA
男性ホルモンが原因で発症する男性の薄毛です。
40歳ごろまでに、生え際や頭頂部が薄くなってきます。
男性ホルモンと皮脂腺に存在する還元酵素とが結びついてできた物質が、毛母細胞に作用し、毛周期が乱れてしまうことで起こります。
毛が太く成長する前に抜けてしまい、次に生えるまでの休止期間が長くなってしまうのです。
血流不足や、亜鉛などの栄養不足、喫煙なども増悪因子です。
進行すると治りにくいため、早めに治療を開始しましょう。
治療
男性ホルモンが、髪へ作用する物質への変化していく経路をブロックするために、デュタステリドという内服を行います。
一般的に、フィナステリド(プロペシア)とデュタステリド(ザガーロ)という内服が流通していますが、デュタステリドの方がより強力に毛髪への作用を抑えるため効果が高く、当院ではこちらを採用しています。
やめると元に戻るため、継続の必要があります。
また、頭皮の血流をよくするために、ミノキシジルという成分が有効です。
外用もしくは内服ですが、内服の方が強い効果を得られます。
治療開始時は、最初数カ月は毛周期の関係で一度抜け毛が増悪したように感じることがありますが、その後生えてきます。
まず半年程度は治療して、効果判定を行います。