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シミ

日焼けや肌の老化によりメラニンが沈着しておこります。
一口にシミと言っても、老人性色素斑、肝斑、そばかす、ADM(後天性真皮メラノーシス)などの種類があり、それぞれに必要な治療が異なります。
また、シミにみえるが実は癌であることもあります。
皮膚科専門医による診断をうけることをおすすめします。
シミ治療は自由診療です。

治療

老人性色素斑、そばかす

ピコレーザー治療またはフォトフェイシャル光治療により治療します。
ピコレーザー治療は、レーザー照射後薄いかさぶたとなって2週間程度でシミが剥がれ落ちます。
かさぶたを無理やりはがすと色素沈着となりやすいためこすったりしないでください。
かさぶたがはがれた後は、ハイドロキノンとレチノイン酸外用を2カ月程度行うことをおすすめしています。

フォトフェイシャル光治療は、レーザー治療に比較して一度に得られる効果はマイルドですが、かさぶたになるなどのダウンタイムがほとんどなく(薄く皮むけすることはあります)、当日からメイクしていただけます。
1回だけの治療だけでもある程度の効果は実感できますが、月に一度照射して、10回程度治療すると満足度が高いと思います。
また、リフトアップ効果や全体的なトーンアップ、美肌効果を実感していただけるので、シミが取れた後も、メンテナンスとして継続をおすすめします。

肝斑

肝斑は、ホルモンバランス、こすりすぎなどの炎症、日焼けなどにより増悪・改善するしみの一種です。
レーザーやフォトフェイシャルなどの治療は、肝斑をかえって悪くするので注意が必要です。

基本の治療として、まずこすらないことを徹底した上で、3~4カ月のビタミンC・トランサミンの内服と、ハイドロキノン・レチノイン酸外用治療を行います。
ピーリング+ビタミンC・トランサミンのイオン導入を併用することも有効です。
これら基本の治療にプラスして、ピコトーニングを行います。
2~4週間に一度、1064nmのマイルドな波長のレーザーを照射する治療です。
ダウンタイムもなく当日からメイクもできますが、効果はマイルドなため、10回程度は治療回数が必要です。
肝斑を増悪させずにトーンアップしていくことができます。
肌のはりや、きめも整っていきますので、肝斑が改善した後も、メンテナンスとして継続するのがおすすめです。

ADM

通常のシミよりも深いところ(真皮)にメラノサイトが増えてできるシミです。
そのため、他のしみよりも灰色がかってみえます。
ピコレーザーで、532nmの波長と1064nmの波長を重ね打ちします。
3カ月に1回治療して、3~5回は治療回数が必要です。

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