蜂窩織炎・丹毒
皮膚の細菌感染症です。境界不明瞭な淡い発赤と疼痛、熱感を伴います。
足は特に、水虫を放置した細かい傷から感染したり、靴擦れやうおのめから感染を起こしたりします。
糖尿病の方は特にひどくなりやすいので注意が必要です。
治療
抗生剤治療を行います。
また採血し、炎症の推移をフォローしていきます。膿を伴っている場合は培養検査を行って、菌種の同定と、抗生剤の感受性検査(どの抗生剤が有効か)を行います。
また、細菌のエントリーと考えられる傷や水虫があれば、そちらの治療も開始していきます。
家では患部を挙上し、クーリングと着圧靴下や包帯による軽い圧迫を行うとよいです。
軽症であれば内服治療で治癒していきますが、治療反応性が悪く皮疹の範囲の拡大や発熱等を伴ってくる場合は、入院して抗生剤点滴加療が必要です。
その場合は、適切なタイミングで、適切な病院へご紹介いたします。