湿疹、手湿疹
乾燥やかぶれ、何らかのアレルギー、汗などが原因で皮膚に炎症が起きてしまっている状態です。
ざらついた紅~褐色の皮疹で、かゆみを伴う場合が多いです。
治療
アレルゲンを避けたり、肌の洗いすぎ(食器用洗剤を直接触る、ごしごしタオルで強くこするなど)を避けた上で、保湿とステロイド外用が基本治療です。
ステロイド外用は、不適切な長期外用を行うと、皮膚が薄くなったり、毛細血管が拡張したりしますが、適切な強さのものを数週間外用しても全く問題ありません。
副作用を恐れて外用をひかえたり、早めに治療をやめてしまうことで、炎症が治りきらずにぶり返してしまうことがあります。
湿疹を繰り返すと色素沈着になってしまうため外用はしっかり十分量を使って治し切ってしまうのがおすすめです。
改善してきたら、ステロイドの強さを弱くしていったり、非ステロイドの外用に変更していきます。
難治性であったりかゆみが強い湿疹には、紫外線治療を併用します。